「未来へ、新しい一歩を踏み出す年に」銀座和光のショーウィンドウには、白い龍が登場しました。KGソレイユの会は同窓会公認団体への移行の提案を受け、「公認団体申請趣意書」を提出いたしました。正式に認可いただけましたら、2024年度4月から、同窓会本部銀座オフィスの公式なイベントの会から、同窓会公認団体という組織として、新しい一歩を踏み出します。
キャンパス生地を用いて、ミシンや手で一つひとつ縫うという膨大な手間から生み出された作品です。(1月24日までの展示でした)
KGソレイユの会これまでの活動
(2017年スタートから2019年~2024年3月までの銀座オフィスでの活動)
KGソレイユの会は、「国内外で活躍する働く世代のKG女性を応援する会」として、2017年末に「女性の会 趣意書」を作成、当時の東京支部副支部長会でご説明し賛同を得てスタートしました。2018年には、東京支部主催フェスタ担当の合同同期会で創設の発表をしましたが、支部に認めていただく前に、ソレイユの会の裁量で活動するとして、新たにスタート。2019年には、働く世代の女性が対象の「知的キャリアアップを目指す」ソレイユの会として、認定NPO法人日本BPW(Business Professional Women)連合会の当時副理事長であったソレイユの会の中山由美子副代表を講師に「女性活躍推進に関するSDGs」の勉強会を始めました。その後、同窓会本部銀座オフィスが開設され、7月には、運営委員会で、銀座オフィスとして初めて認められた新しい会として発足。ただし、当初考えていた組織ではなく、「イベントとしてのKGソレイユの会」とのことでしたので、ソレイユの会を銀座オフィス同窓の方々に知ってていただくために、講演会を開催してきました。9月には、第1回講演会をANA総合研究所当時代表取締役副社長の河本宏子氏に登壇していただき、現在は、盛んに取り上げられているダイバーシティ多様性ですが、5年前にソレイユの会は「一人ひとりが輝く~ANAダイバーシティ&インクルージョン」というテーマで講演をしていただきました。(設立背景、勉強会の内容、銀座オフィスでの講演会・セミナー・在学生対象イベントなど開催した10回の詳細は、HPからご覧いただけます)
KGソレイユの会は、創設当初から「信頼のある会として認められることが大切である」と考え、このような過程を通して、早い認可を求めず、少しずつ進んできました。紆余曲折はありましたが、7年前に趣意書に掲げた「ソレイユの会が目指すもの」(HPに掲載)から外れることないように、銀座オフィスで講演会など開催してきました。
同窓会本部からの2021年度予算でHPができ、講演会の内容などをブログにアップ、ご依頼した登壇者の方々にも趣旨をご理解いただけ、社会が落ち着きを取り戻した2022年度は、各界で活躍されている方々にも「信頼のある会」として講演をお引き受けいただくことができました。前年と同額の予算をいただけたので、講演会参加費は無料で、以下の講演を企画することができました。
【4月:関西学院理事の工藤稔大同生命保険株式会社会長のご紹介の登壇者で講演会開催・5月:当時関西学院学院長の舟木讓先生のご登壇(舟木先生は、コロナ前のクリスマス会でご挨拶させていただき、第2回講演会にご参加、ご講話も頂きました。その後は、銀座オフィスでの他の会のイベントにも多数ご参加くださり、ご講演いただいております):6月セミナーで山田裕子先生(西宮本部で武田建先生とご一緒に子育てセミナーを開催されています)・10月:日本社会事業大学理事長、国立大学法人電気通信大学監事、内閣府男女共同参画推進連携会議議員、認定NPO法人日本BPW連合会理事長で、第2代元内閣府男女共同参画局長の名取はにわ先生には『男女共同参画基本法の意義と今後~ジェンダー平等が流行語!SDGs第5目標~』を膨大な数のパワーポイントの資料で今の日本の女性の現状をご講演いただきました。名取先生にご講演いただけたことは、「働く世代のKG女性を応援する」ソレイユの会にとっては、大変光栄なことです。講演での内容を基に、「ジェンダー平等」に関するブログを近々アップする予定です。・3月:関西学院大学学院史編纂室専任主管 池田裕子さん(3月に定年退職され、素晴らしいこれまでの業績があるからこその歯に衣着せぬ語り口は、参加者を魅了しました)】
リアル参加のみになっても「毎回素晴らしい登壇者での講演会なのでZoomでもお願いしたい」との声もいただけるようになり、ソレイユの会の認知度もアップいたしました。しかし、土曜午後の講演会では、働く世代の参加者も少なく、次は、どのようにイベントとして活動していこうかと考えていました。2023年度も引き続き、講演会開催の活動で、関学出身の活躍する女性の講演会を中心に開催していく予定で、4名の方に依頼予定や、開催も決まっていた登壇者もいましたが、残念ながら、諸事情により、5月以降の講演会はできませんでした。
【4月:株式会社ベーシック代表取締役・社会構想大学院大学教授で関学経済人会のメンバーである田原祐子さん(1983年卒業)、「暗黙知の形式知化」についての講演をしていただきました】
【2023年3月:ANA総合訓練施設見学ツアー&ANA現役OGOB交流座談会」第1回は24名の在学生・ 9月:第2回は40名の在学生が参加・2024年3月5日:第3回開催】
KGソレイユの会のこれからの活動
1)ゆるく繋がる魅力的なコミュニティー運営でソレイユの会メンバーがつながる場を作ること(ゲストをお呼びしての交流会など)
2)活躍するKG女性をホームページで紹介・KGソレイユの会のネットワークを通した定期的な情報発信
① 後輩への貢献や社会への貢献など、職場ではできない自己実現の場としてのKGソレイユの会の活動で、2023年、同窓会本部銀座オフィスで初めて、大学生と同窓生の交流の扉を開くことができました。「ANA総合訓練施設見学ツアー&ANA現役OGOB交流座談会」を2023年3月に第1回は24名、9月の第2回は40名の学生が参加、第3回は2024年3月5日に開催します。報告は、参加した大学生のアンケートでまとめてブログにアップしていますが、自費で参加にもかかわらず、第2回のアンケートでは、100%の学生が「満足」との回答でした。ボランティア参加の現役の同窓生ANA社員も、熱心で真摯な姿の学生との交流で、新たに得るものがあったと、感慨深く話されていました。このイベントは、大変好評で、KGソレイユの会の定期的なイベントとして続けていきます。
【この企画ができた経緯】2023年3月の第1回見学ツアーの予約を申し込んだ半年前は、銀座オフィスの同窓生対象と考えていました(その後2023年10月同窓生対象で実施)。クリスマス会でお会いした丸の内キャンパスの木村課長に「在学生対象で、OGOB交流座談会も開催として学生が上京してくれるでしょうか?」とお話をしたところ、良い企画と賛同していただきました。学生の皆さんへのご案内集計など事務的手続きをお任せし、丸の内キャンパス協賛とさせていただきました。急遽、年明けの案内をするために、丸の内キャンパスと当日の内容をご相談しながら、OGOB現役社員同窓生への参加ご依頼で実現できたイベントです。大学(在学生)と同窓会(同窓生)を繋ぐ役割をKGソレイユの会が担え、毎回好評で、定期的なイベントとして続けていくことが出来るのは、丸の内キャンパスに協賛いただけることと感謝しています。在学生は入学時に同窓会費を納めている未来の同窓生です。在学生にとって、母校と自己に誇りを持ってイキイキと社会で活躍している同窓生は、良きロールモデルであり、今回、有給休暇で、また仕事を半日休みで交流会に参加くださったANAの現役社員・CAの方々のように、「母校(在学生)に貢献することが喜び」と感じている「同窓生コミュニティー」が増えて、在学生の帰属意識や満足度向上に貢献できる同窓会としての活動をすることも、今後の同窓生の大きな役目であると考えます。少しでもこのことに関心をいただけた同窓生の方は、学生が、就活の為だけでなく、何を感じ、何に感謝して参加くださったのか、HPのブログの参加後の学生のアンケートでお読みいただければ幸いです。
② 会員(メンバー)の対象は女性ですが、女性活躍推進にご理解あり応援してくださる男性もサポーターとして参加対象です。ソレイユの会役員は、創設当初から、4名の男性アドバイザーとともに進んできました。講演会・イベント参加も全ての同窓生が対象でした。会の趣旨をご理解、応援いただけるKG男性や、仕事・結婚・子育て・介護など女性のライフイベントを乗り越えてきた経験知をメンバーにお話いただける社会人メンターとしてのKG女性もソレイユの会のサポーターとして、4月からはご登録いただき、KGソレイユの会の情報をお届けする形を考えていきます。
③ 4月からの同窓会の公認団体活動が認められましたら、これからは「組織」となります。先ずは、規約の見直し、セキュリティーのある名簿管理、公正な会計管理は、信頼の会であるために、今まで以上にしっかりと取り組んでいきます。
④ 安心感のある偶然の出会いと新しい発見から始まる同窓会において、ゆるい繫がりではありますが、決してなあなあの会ではなく、大学でジェンダー平等をしっかり学んでいる若い同窓生と世代ギャップのある同窓生との交流においても、ソレイユの会は、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ハラスメント知識を持ち、正しく対応できる活動をしていきます。
⑤ 4月からの新体制に向けて、働く世代の30代40代50代の女性4名が新しく役員になります。昨年から母校や、ソレイユの会に対してエンゲージメントが高いコアメンバーが徐々に集まっていただけるようになってきました。このような時に、公認団体への移行の話が同窓会本部に属していた3つの会にあり、ソレイユの会代表は、来期の運営委員も辞退して、会は銀座オフィスから離れ、公認団体で、活動させていただく手続きを申請することを申し出、委員会でお認めいただきました。これから目指すKGソレイユの活動の更なるステップアップにつながる良い機会を与えていただきましたことに感謝しています。
ゆるい連帯感をもち、KGソレイユの会のネットワークを通して、魅力的なコミュニティー活動をする仕組みをメンバーと考えていきます。その新しいソレイユの会に賛同いただいた上で、興味があれば、会員になっていただき、コミュニティーの輪が少しずつ広がることを望んでいます。「利他の心」を持ったボランティア活動であり、他者へのリスペクトを忘れず、ただし、無理なくゆっくりと、誠実に、楽しく、進んでいきます。
⑥ HPは、KGソレイユの会の重要な情報発信であり、4月から内容が今までのイベント・講演会のお知らせブログではなく、「活躍しているKG女性」の紹介など、定期的な情報発信をしていきます。
ブログは、現在、ソレイユのHPの形が出来るまでと、代表の工藤が一人でアップしてきましたが、今後は、若い世代の幹事も加わり、会員のお考えもお聞きし、新しいスタイルにブラッシュアップできるように検討していきます。
銀座和光のディスプレイテーマは、「昇」‐時の龍2024‐、春に天に昇るといわれて今まさにスタートしようと希望の時を迎えた若人の漲る力を象徴する白い龍。KGソレイユの会が、新しい一歩を踏み出す年にふさわしいテーマです。ディスプレイに書かれている文章があります。
『はかり知れない未来を測る。
未来ははかりしれないもの。
どんな結果が待っているのか知ることはできない。
けれど勇気を持って踏み出すからこそ、その挑戦は人の心を動かすのだ。
あたらしい年。
あなたは、どんな思いを胸にスタートを切りますか?』
今回のブログで、新しくスタートするKGソレイユの会の思いをご理解いただければ幸いです。
KGソレイユの会代表
工藤玲子